CCV通信
【工芸】レジンすくいをしようとしたら・・・
8/1は「レジンで作った作品で金魚すくいのように遊ぼう!!」ということをしようとしました
レジンは宇宙の作品にして水に浮かべたときに宇宙っぽくなるようにしました
100均の宇宙シールをレジンで閉じ込めて簡単に量産できました
そしていざ、水に浮かべてレジンすくい!!
・・・水に沈みました。
レジン作品を水に浮かべることを楽しみにしていましたが、沈んだという結果を見て、
物は水に沈むものと浮くものがあるということに対して疑問を持っている様子でした。
生徒たちは
「レジンが小さかったら浮くんじゃない?」
「レジンが薄かったら浮くんじゃない?」
と予想していたので、
「どうだろうね?実験してみようか!」
と、流れを作り理科の実験を始めることにしました。
結果は・・・
沈みました
これでもダメか・・・と悲しそうでしたが、好奇心が高まっているように見えました。
ここで密度や比重の説明をし、浮くものと沈むものの説明をしました。
生徒は中身が水よりスカスカだと浮く。水よりぎちぎちに詰まっているものは沈むということを知りました。
「割り箸はどっちですか?」という質問があったのでこれも実験してみました。
浮きました。これを見て生徒は「じゃあ割り箸は水よりスカスカなのか!」と理解できていました。
ですが、やはりどうしてもレジンすくいがしたい!ということで、
次はレジンを浮かせる方法を考えていきました。
レジンは水より重いから沈むということは、水をレジンよりも重くすれば浮く!
ということで、食塩水にしてレジンを浮かせる実験をしました
300gの水に5gずつ食塩を入れていき、食塩を何グラム入れたところで浮くのかを調べました。
5g・・・10g・・・
50g・・・55g・・・
全然浮かない・・・!!
生徒たちは本当に浮くのか?と半信半疑になってきました
そしてついに90gで・・・
浮きました!!
生徒たちも本当に浮くんだ!!と驚いていました
水300gに対して食塩90gが必要であることが分かり、5Lの水だと食塩1500gが必要であるということ
それから食塩を入れれば入れるほどかき混ぜて溶かすのが大変だったことから、
この日は大規模なレジンすくいは諦めました。
代わりに小さなレジンすくいを楽しみました
-後日談-
実はもともと実験する予定は全くなく、レジンは水に浮くだろうと思っていました。
いざレジンすくいをしようと水に入れたところ沈んでしまい、全員でショックを受けました(笑)
子どもたちがとても不思議そうにしているのを見て、面白く・わかりやすく説明したいと思い、このような流れへと持っていくことが出来ました。
「レジンが小さかったら・・・薄かったら・・・」という予想をする楽しさや、実験をして失敗してより謎が深まる楽しさ・なぜ?がわかる楽しさを感じてもらえていたら嬉しいです。