不登校・引きこもり支援 就労支援

スタッフブログ

障がい者や不登校の若者…多様な人たちが鹿沼の文化・産品と織りなすプロジェクト 1

2020.07.01

KANUMAISM(カヌマイズム)

~法人理念である「地域で生きる」をコンセプトに、障がい者や不登校の若者、高齢者など多様な人たちが、鹿沼の歴史ある産業である野州麻、木工などの文化・産品と織りなす仕事づくりのプロジェクト~

プロジェクト発足の経緯

このプロジェクトは、コーディネーター羽塚順子さんとの出会いからスタートしました。とちぎセルプセンター主催の商品力アップセミナーの講師として、もうかれこれ七年ほどのお付き合いになります。羽塚さんのセミナーには初回から毎年参加させていただき、自社商品のブラッシュアップや、PR動画の作成、魅力あるイベントの開催、SNSを使った情報発信などさまざまなことを学んできました。


CCVは立ち上げ当初からパン事業を柱としていました。冷凍生地を業者から購入しクマやカメ、カタツムリなどを形作ったいわばキャラパンを売りとし、地元のスーパーや農産物直売所に置いていただいたり、学校や企業に販売に出向いており、店舗はもっていませんでした。

実際私が販売に行って感じていたこと…それは、販売している商品が自信をもって売れるものではなかったということです。このパンのセールスポイントは?と問われた時に「かわいいキャラクターパン」と答える…って、味じゃないんかい!(自分で、自分にツッコミ…)自分がお客様の立場だったら、カタチは二の次、美味しいパンが食べたい!福祉施設の商品だから、お涙頂戴で買ってもらっている申し訳なさを肌で感じていました。パンに限らず、自信をもって売れる商品づくりをしたいといつも思っていました。そして、胸をはって売れる商品でみんなの工賃を払いたい!とも思っていました。また福祉施設の7~8割がパンを扱っている事業所で、他にはないオリジナルの商品が欲しいと考えていました。(鹿沼市鳥居跡町に移転後の現在はマーガリンや添加物を使っていない、バター100%の食パンを自信を持って製造・販売しております!)

そんなとき羽塚さんから「鹿沼の地域産業と連携して、利用者の方の作業を生み出せるプロジェクトを一緒にやりませんか?」とお声がけいただきました。羽塚さんは以前から鹿沼の伝統産業である麻・木工などに着目されていました。また、羽塚の姓が足尾に由来しているらしいということ、お子さんが小さい頃よく鹿沼にキャンプにきていたこと、鹿沼にお友達がいらっしゃることなどもあり栃木県や鹿沼に縁を感じていらっしゃったとのこと…さまざまな事柄に「見えないチカラ」を感じ、ぜひお願いします!とお返事しました。

丸紅基金社会福祉助成金の採択をいただき、2019年11月22日(金)このプロジェクトに賛同いただきました皆様とキックオフミーティングを開催いたしました。