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見えないチカラ①
二荒山神社に見守られて
昔から「困った時の神頼み」という言葉があるように、受験や恋愛など思いが成就することを願い神社におまいりしたという経験は誰もがお持ちではないでしょうか?
実際、願いが叶う場合もありますが、ままならないことも多々あります。
でも、「神さまはいる!」と思わされる出来事が私のまわりではたびたびおこります。
CCVが今の鳥居跡(とりいど)町に移転してから3年になります。CCVビルの目の前に小さな神社がありますが「鹿沼町古記録」によると、奈良時代に日光開山の勝道上人が日光山守護のために、四天王を表す松・杉・梅・紅葉の4本を植えたとあり、また鎌倉時代に源頼朝が日光山に神領(神社の所有地)66郷を寄進したとき、神領の入り口に当たる所に「遠鳥居」を建てたといわれがあります。後年、鳥居の跡が地名となって鳥居跡町になったとのこと。昭和32年、日光二荒山神社から御神体を迎え二荒山神社が建立されました。
CCV移転の1年後、平成31年4月に新しく大きな鳥居が再建されたのを機に神社のお掃除を申し出ました。毎日、2名ほどの利用者の方が神社掃除に出向きます。「二礼二拍手一礼」の作法から始まり、神饌(お供え)のお水替え、社の埃払いや拭き掃除、周辺の掃き掃除や除草などを行います。きれいになった神社を見ると一日清々しく過ごせるような気がします。
地元商店街まろにえ21の皆さまからは「いつもキレイにしてくれてありがとう。今度はベンチのペンキを塗り替えてもらえないかな?」と声をかけていただき神社裏手にある小さな公園のベンチのペンキ塗りをしました。地域の方の役に立ち、必要とされる喜びを感じることは、法人の理念である「地域で生きる」ことそのものです。
神社掃除を始めた頃から、不思議なことに利用者の方のお仕事につながるお話を沢山いただけるようになりました。実際にお仕事をいただいたもの、残念ながらお話だけで終わってしまったものもありましたが、新たな繋がりが生まれたことは私たち職員にとっても小さな自信と財産となりました。
「何かに地道にコツコツと取り組む姿を神さまが見ていてくださり、応援してくれている。」見えないチカラを感じずにはいられませんでした。