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障がい者や不登校の若者…多様な人たちが鹿沼の文化・産品と織りなすプロジェクト 2

2020.09.03

KANUMAISM(カヌマイズム)

~法人理念である「地域で生きる」をコンセプトに、障がい者や不登校の若者、高齢者など多様な人たちが、鹿沼の歴史ある産業である野州麻、木工などの文化・産品と織りなす仕事づくりのプロジェクト~

プロジェクトの目的

令和元年11月、丸紅基金社会福祉助成金の採択をいただきこのプロジェクトがスタートいたしました。

鹿沼市で生産されている麻・木工・綿花・とちぎしゃものキーマンの方々に、利用者の方が作業として取り組める商品開発協力と講座やワークショップ形式の指導協力を依頼しました。魅力的な商品ができても作業に関われなくては意味がないので、製作工程とできる作業を見極めながら商品化を進めています。

利用者の方が

①地域の産品生産者の方との協業によりお互いの理解を深め合う

②鹿沼の魅力ある産品を発信する役割を担う

③地域に貢献できる作業を通して喜びと誇りを感じることができる

ということを目的としプロジェクトコーディネーター羽塚順子さんのご協力をいただきながらすすめております。

*羽塚順子さん…MotherNess代表。日本セルプセンターアドバイザーとして全国各地で福祉ブランドを向上させる研修・講義を行っている。

ウエルフェアトレード(社会的弱者と呼ばれる人たちが作る国内の製品やサービスを、適正な価格で購入・利用することによって当事者の人たちが働く喜びと生きがいを持ち、自立できることを支援する取り組み)を提唱。

具体的な取り組み

野州麻紙工房 麻生産者8代目 大森芳紀氏

麻は古来より邪気を払う力があるとされ「魔除け」「神様が宿る」神聖なものとして扱われてきた。神社のしめ縄や横綱のしめ縄など日本伝統や神事などに欠かすことのできないもの。また麻は種を蒔いてから収穫まで110日と成長がとても早く、大きく根を張る事から人々の成長・商売繁盛・子孫繁栄などを意味し、縁起物として私達と深く繋がっている。  野州麻紙工房公式HPより引用

野州麻の歴史の講座・麻製品の商品化、作業 ~麻殻すとろう、麻炭香、麻紐撚り、麻紙漉き~
星野工業株式会社 代表取締役 星野詠一氏

鹿沼の木工産業の歴史は、日光東照宮造営のため全国各地から集まった宮大工や建具職人がその技術を伝承したのが始まりと伝えられている。北西部の林業地帯から良質の杉・桧・樅などが切り出され高度な木工技術により製品化され、全国的にも有数の木工産業の地として知られるようになる。市の文化財になっている「彫刻屋台」の素晴らしさからもわかるように、高度な木工技術の優秀さは現在においても受け継がれている。 星野工業HPより引用。

鹿沼木工産業の歴史の講座、木工製品の商品化、作業 ~端材を使用したキューブ商品、アロマディフューザー、キューブパズル~
活きいきこっとん村 代表 上本真澄氏

地域包括ケアシステム推進事業

地域密着型生活介護「和久井亭」、NPO法人福聚会就労継続支援B型「わたの実」との協働・連携事業

綿花栽培、綿製品制作、農業体験、子ども食堂等を通し地域で支え合う共生社会を目指して活動。地域のお年寄り、引きこもりや不登校の若者、地域ボランティア、障害福祉サービスなだ枠にとらわれず多様性を認め合い活動。

綿花栽培協力、綿製品の商品化、作業 ~オーガニックコットンのブーケキット~
軍鶏屋 店主 石川貴文氏 

柔らかく低脂肪で、風味・コク共に秀でる”栃木しゃも”を2日間熟成させ旨味を高め調理。和歌山県産の備長炭と栃木県鹿沼市産の炭を組み合わせ、オリジナルの炭火で一本一本丁寧に焼き上げる。地元鹿沼市産直の新鮮な有機野菜を使用。地元の旬の食品や伝統食がカラダに良いという「神土不二」の考え方を大切にしている。 軍鶏屋HPより引用。

栃木しゃもの講座、PR活動 ~店内でしゃもの絵等の作品展示会開催、一般就労をした卒業生の居場所作り~